OLYMPUS OZ 105R

Camera & Photo

小型・軽量、3倍クラスズームレンズ搭載 1998年5月発売、以下のホームページもご参照ください。

オリンパス ニュースリリース: 小型・軽量、3倍クラスズームレンズ搭載のハイコストパフォーマンス機「OZ(オズ)105R」
オリンパス ニュースリリース: 小型・軽量、3倍クラスズームレンズ搭載のハイコストパフォーマンス機「OZ(オズ)105R」のページです。

オリンパス>ニュース 主な仕様   OZ 105R

2017年頃にいつものようにジャンクで入手し、またいつものようにフィルムを詰めたまま放置していたカメラです。35mm全自動カメラで後のミューシリーズに続くのが、このOZシリーズかと思います。レンズバリアを開いて電源を入れる方法はこのカメラでも特徴的ですが、これらよりも19年も前に発売されたカプセルカメラと呼ばれるXA(発売1979年5月)で最初に採用されていたと思います。

2020年5月使用方法と主な仕様を追加更新しました。

各部の名称

電池の入れ方
カメラサイドの下側 OPEN の文字があるノッチに指をかけて電池カバーを開き電池を入れます。

フィルム装填
電池カバーと同じ側にある裏ぶた開放ノブを上にスライドさせて裏ぶたを開きます。

パトローネを入れてフィルムの先端を反対側のオレンジマークの位置まで引き出します。そのときにカメラに対してフィルムが平らになるように注意して裏ぶたを閉じます。
個体差があるかもしれませんが私のカメラは時として裏ぶたが開いたままフィルム送りが始まってしまうケースに何度も遭遇しました。この場合は慌てずそのまま蓋を閉じるとその後また少し巻上げられてカウンターが1になり撮影可能状態になります。たぶん数コマ程度撮影コマ数が減りますがやり直しても巻かれてしまった部分は露光してしまうのでそのまま使用するほかないと思います。

自動的にフィルムが1コマ目まで送られます。あらかじめバリアを開けて電源ONの状態でフイルムを装填した場合は、正常に1コマ目まで送られたら液晶表示のフィルムカウンターに “1” が表示されます。(下写真左)その後レンズがせり出して撮影可能状態となります。 もしカウンターが “E” の点滅の場合は(下写真右)フィルムが送られていません。レンズもそのままなのでフィルムを入れ直します。また、バリアを開けずに電源OFFの状態でもフィルムの装填は出来ますが液晶表示はされませんので、装填後バリアを開け電源をONにして確認する必要があります。この場合も正常に装填されていれば “1” が表示されレンズがせり出してきますが、装填されていなかった場合はレンズはそのままで “E” の点滅表示になります。

視度調整
このカメラには視度調整があります。ファインダーが見にくい時には視度調整ツマミを回して見やすい位置に合わせます。

撮影
レンズカバーをスライドさせて電源を入れ撮影します。ファインダーをのぞき構図を決めシャッターを半押ししてグリーンランプが点灯したらピントが合いましたのでそのままシャツターを全押しします。

ズーム操作
ズームレバーを操作すると38mmから105mmまで焦点距離を変えられます。

パノラマ切替
撮影途中でもパノラマ画角に変更することが出来ます。パノラマ切替レバーで操作します。

パノラマに切り替えるとカメラの内部ではフイルム露光面側に上下のマスクが出来てパノラマ比率の画角に変化しているのがわかります 。※ 参考画像ですフィルム装填時に確認することは出来ません。

フラッシュモードの切り替え
5種類のフラッシュモードが切替られます。切替は液晶パネル横の イナズマ矢印 のボタンを使用します。1回押す度にモードが切り替わっていきます。
フラッシュ撮影をする場合はファインダー横のオレンジランプが点灯します。点灯を確認してシャッターを押しましょう。
 1. AUTO mode 通常モード、光量が不足すると自動的にフラッシュ撮影をします。
 2. AUTO-S mode 赤目軽減モード、人物を撮影するときに使用します。
 3. OFF mode フラッシュを停止します。全てフラッシュなしの撮影になります。
 4. FILL-IN フラッシュが常時発光するモードです。
 5. 月と星のマーク 夜間撮影モードです。背景に夜景を入れて人物撮影するときなどに使用します。

SPOT mode
フラッシュモードボタンとセルフタイマーボタンを同時に押すとSPOT modeになります。
センターオートフォーカス位置のみで測光されます。シャッターボタンの半押しでロックできます。
モードの解除はもう一度フラッシュモードボタンとセルフタイマーボタンを同時に 押すか、レンズバリアを閉じて電源を入れなおせば解除されます。

セルフタイマー/リモコン撮影
セルフタイマーやリモコンを使用する時はセルフタイマーやリモコンボタンを押して液晶パネルにタイマー・リモコンを表示されせます。この状態でシャッターボタンを押すとカメラ前面のセルフタイマーランプ(赤色)が約10秒点灯しその後約2秒点滅してシャッターが切れます。

フィルムの巻戻し
フィルムを全て撮影し終わると自動的にフイルムは巻き戻されます。カウンターを確認してからフィルムを取り出します。撮影途中でフィルムを巻戻したい時は、カメラの底面にあるフイルムの途中巻戻しボタンを押します。途中巻戻しはバリアを閉じたままでも操作できますが、液晶表示がありませんので、バリアを開け電源ONにしてカウンターが戻っていることを確認した方が良いと思われます。

日付の写し込み設定
ファインダー横の二つのボタンで行います。電源をON(レンズバリアを開いて)写し込みモードの切り替えはモードボタンで、日付時間の設定はモードボタンの長押しをして点滅表示にさせてから行います。

主な仕様と撮影例は次の頁です。