PENTAX ESPIO 140M 公式の仕様は使用説明書から
各部の名称
フィルムの装填
1.カメラ背面の裏蓋開放レバーを下に下げると裏蓋が少し開きます。
※ フィルムを入れるときは、直射日光が当たらない場所で行いましょう。
2.裏蓋を手前に引いて開けます。
3.パトローネはは凸側を上にして下側から先にカメラ内部の突起に差し込むように入れ、次に上側を入れていきます。フィルム先端マークに合うように少し引き出します。
4.フィルムの先端をカメラ内のフィルム先端マークに合わせます。
このときフイルムがカメラに対してまっすぐに入っているか、たるみがないかを確認します。フイルムが出過ぎてたるんでいる場合はパトローネに押し戻します。
5.裏蓋を閉じるとフィルムが自動的に巻き上げられ、1枚目までフィルムが送られます。
液晶表示パネルを確認します。確認しフィルムカウンターに1が表示されれば正常にフィルム装填されています。フイルムが正しく入っていないとEが点滅しますので、フィルムを入れ直します。
フィルム感度はDXコードにより自動的にセットされますが、DXコードのないフィルムはISO25に設定されてしまうので、ほぼ使用できないと考えるのが妥当です。
視度調節
カメラを明るい方向へ向け、ファインダーをのぞきながらファインダー左横の調整ダイアルを動かします。ファインダー内のセンターに見える( )や〔 〕の線が最もはっきり見える位置に調節します。
電源のON・OFF
カメラ背面上部の電源スイッチを上に押し上げると電源が入ります。もう一度同じようにスイッチを押し上げると電源が切れます。
電源ONのままなにも操作をしないで約3分を経過すると自動的に電源はOFFになります。
電源を入れるとレンズカバーが開き、レンズが少し前に繰り出されます。
ズーミング
広角側38mm~望遠側140mmの範囲でズーミングができます。
カメラ上部のズームレバーを右側に回すと望遠側へズームします。広角側に戻すにはズームレバーを左側に回します。電源をONした状態は38mm広角側です。
ファインダー内表示について
外側大小の〔 〕は、通常撮影5点AFのときにピントが合う範囲を示します。
一番外側の大きな〔 〕は、焦点距離140mmのとき、小さい方の〔 〕は、焦点距離38mmの場合にピントが合う範囲です。ピントの合う範囲は38mmの範囲から140mm側まで徐々に広くなります。
センターにある( )の表示はスポットAF撮影のときにピントが合う範囲です。
1.4m以下で撮影する場合
被写体が1.4mより手間にある場合はファインダー上部にある近距離補正マークより下の範囲内に入れて撮影をします。
ファインダー接眼部右横のランプ表示
上側AF表示の緑ランプ ピントが合うと点灯します。
点滅は、撮影距離が近すぎるか、ピント合わせが出来ない場合です。下側イナヅマ矢印マークの赤ランプ ストロボが発光いるときに点灯します。
点滅は、ストロボの充電中です。
フィルムの取り出し
1.フィルムは最後まで撮り終わると自動的に巻き戻しが始まります。巻き戻し中は表示パネルのフィルムカウンターが逆算表示され、巻き戻しが終わると0を表示して点滅し、フイルムの巻き戻し終了を知らせます。
12枚取りや24枚撮り、27枚撮りなどのフイルムでは規定数になってもまだフイルムが巻き上げられるときは、フィルムの最後まで送られてから巻き戻しが行われます。ただし36枚撮りフィルムでは36枚目撮影後にすぐ巻き戻しが行われます。
2.表示パネルのフィルムカウンター0表示を確認してから、裏蓋開放レバーを下に下げて裏蓋を開けます。
フィルムは上側から取り出します。
フィルムの途中巻き戻し
カメラ底部のフィルム途中巻き戻しボタンをストラップについている突起やボールペンなどで押すと巻き戻しが始まります。巻き戻しが終わると0を表示して点滅し、フイルムの巻き戻し終了を知らせます。表示パネルのフィルムカウンター0表示を確認してからフィルムを取り出します。
主な仕様
形式 | ズームレンズ内蔵フルオート35mmレンズシャッターカメラ |
使用フィルム | 35mmDXフィルム専用(135パトローネ入り) ISO25~3200自動感度セット(1EVステップ)DX以外=ISO25固定 |
画面サイズ | 24×36mm(パノラマ撮影時は13×36mm) |
フィルム装填 | オートローディング、裏蓋を閉じる事により1枚目まで巻き上げ |
巻き上げ | 自動巻き上げ式 |
巻き戻し | フィルム終了時自動巻き戻し式(巻き戻し時間:24枚撮りフィルム約20秒) 巻き戻し終了時自動停止、途中巻き戻し可能 |
撮影枚数 | 自動復元順算式、巻き戻し連動(減算) |
外部表示 | 表示パネルにLCD液晶表示 |
外部表示 | 表示パネルにLCD液晶表示 |
レンズ | 38~140mmF4.8~12電動ズームレンズ 6群8枚 画角(対角)59°~17.5° |
ピント合わせ | パッシブ5点AF方式、フォーカスロック付き、 測距範囲=0.8m~∞(38mm側)1.08m~∞(140mm側)、最大倍率0.14×、 ピント無限遠固定の遠景撮影あり、補助光あり |
ズーミング | 電動式 |
シャッター | プログラムAE電子式シャッター約1/400~2秒、バルブ(1/2~1分) 電磁レリーズ式 |
セルフタイマー | 電子式ランプ表示、作動時間約10秒、作動後の解除可能 |
ファインダー | 実像式ズームファインダー、視野率83%、倍率0.40×(38mm側) 1.31×(140mm側)視度調整付き -3~+1m-1(毎メートル)、 オートフォーカスフレーム、視野枠、近距離視野補正枠、パノラマ視野枠 緑ランプ○点灯:撮影可能、点滅:測距不能・近距離警告、 赤ランプ○点灯:ストロボ発光、点滅:ストロボ充電中 |
露出 | プログラム式自動露出(6分割測光) 露出連動範囲(ISO400)オート、日中シンクロ時EV10~EV18(38mm側) EV14~EV20(140mm側)低速シャッター撮影時EV5~18(38mm側) EV6.5~20(140mm側)逆光時自動露出補正機能付 |
露出計スイッチ | シャッターボタン |
ストロボ | ズームオートストロボ内蔵(赤目軽減機能付き)、 オート-低輝度・逆光時自動発光、 ストロボON-日中シンクロ/低速シンクロ(2秒まで使用可能) バルブシンクロ-1/2秒~1分 |
ストロボ撮影範囲 | (ISO400使用時)38mm側0.8~7.6m、140mm側1.08~3.6m |
ストロボ充電時間 | 約5秒(メーカー試験条件下) |
リモコン | 赤外線リモートコントロール、リモコンシャッターボタン3秒後撮影 作動距離 カメラ前約5m以内 |
リモコン電源 | リチウム電池(CR1620)1個 |
本体電源 | 3Vリチウム電池(CR123A相当品)1本使用 |
撮影可能本数 | 24枚撮りフィルム使用時 約13本(ストロボ50%使用、メーカー試験条件下) |
電池消耗警告 | 表示パネルに電池マークで表示、点滅時シャッターロック |
デート機構 | クォーツ制御・液晶表示式デジタル時計、 オートカレンダー(西暦2030年まで、閏年は自動修正) パノラマ時も写し込み可能 |
データ写し込み方法 | フィルム全面からの写し込み |
データの種類 | 年・月・日、日・時・分、–・–・–(データ写し込みなし)、 月・日・年、日・月・年 |
大きさ・質量 | 113.5幅×66高さ×50厚みmm 235g(電池別) |