まだ巷には出回ってますが、すでにメーカーの出荷は既に終了していることをご存じですか?
私は今年の夏が 水中写ルンです の最後の年になると思っていたら、このコロナ禍で利用が激減し期限切迫品も結構出回っているようなので、チョット取り上げてみました。
この 写ルンです のパッケージ、一般的に呼ばれている 水中写ルンです とは書かれていません。水中撮影OK! としてアウトドアライフに!! 水辺でのレジャーに最適!・・・水中だけでなく、ウインタースポーツやアウトドア・キャンプなどで大活躍! とアピールしてます。つまりはこれは防水カメラで普通にも使えますよということですね。
普通の 写ルンです との違いは、防水と引き換えにフラッシュがついていないことです。晴天か明るめの曇天での屋外撮影がお薦めで、薄暗い曇天や雨天、暗い影や室内は露出不足になってしまいます。特に水中撮影では澄んだ水中で晴れの日中にと注意書きがあります。
そんな撮影条件はあるものの、水中なら水深10mまでOK。通常撮影も32mmの広角で最短距離1mとスナップ写真を撮るにはなかなか優秀なスペックです。
主な仕様
フィルム | フジカラー SUPERIA ズームマスター800 |
撮影枚数 | 27枚 |
レンズ | f=32mm F=10 プラスチックレンズ1枚 |
シャッタースピード | 1/125秒 |
撮影距離範囲 | 陸上=1m~無限遠(晴天~薄曇りの日中・屋外) 水中=1m~3m(晴天の日中・澄んだ水の中) |
ファインダー | 逆ガリレオ式プラスチックファインダー内蔵 |
耐水性 | 水深10m(JIS 8級 相当) |
寸法 | W 133.0×H 73.0×D 42.0mm |
重量 | 170g |
注意点 | フラッシュ( ストロボ )はついていません |
現在の期限切迫品は2020年9月のものかと思います。一応の通常品も来年2020年5月くらいが期限でしたか。しかしこの 写ルンです に装填されているのは富士フイルムのカラーネガなので、少々期限が過ぎても撮れなくなるわけではありませんし、よほどひどい条件(高温・多湿、あるいは車内とかの寒暖の差が激しい場所などなど)でなければ期限を過ぎても暫くは大丈夫です。なんなら購入後に冷蔵保存するなどしてフィルムの劣化速度を多少遅くするという手もあります。全て自己責任ではありますが、消えゆくフィルムをいろいろ工夫して使ってみるというのも今のフイルム写真の楽しみ方の一つなのかもしれませんね。
ちなみに装填されている フジカラー SUPERIA ズームマスター800 というフィルムも販売終了でこちらは既に巷でも見かけなくなりました。