カメラの特長
35mmフィルムコンパクトカメラ
スーパーEBCフジノン28mm~56mmズームレンズ
NPシステム対応
各部の名称
ファインダー内表示
撮影範囲フレーム
通常撮影ではこのフレーム内に撮影する被写体を入れ構図を決めます
AFフレーム
被写体にこのフレームを合わせてピントを決めます。被写体が中心にない場合はAFロック撮影をすることが出来ます。
近距離補正マーク
近距離撮影する場合 (1mよりも近い場合) はこのフレーム内で構図を決めます。
電池を入れる
電池ぶたの突起に指をかけてフタを開き電池の極性を合わせてマイナス側から電池を入れ電池ぶたを閉めます。
電池容量の確認は液晶表示部で行います。電源を入れ右上の電池表示を確認します。電池マークが点灯していれば容量はOK、点灯していても残量が不足している表示の場合は新しい電池を準備しておきます。電池マークが点滅している場合は電池の容量がありません。シャッターは切れませんので新しい電池に交換します。
フィルムを入れる
1. 既にフィルムが装填されていないことを液晶表示のフィルムカウンターとカメラ背面のフィルム確認窓で確認します。
2. カメラ側面にある裏ぶた開放つまみを上にスライドさせて裏ぶたを開きます。
3. フィルムを入れパトローネを押さえながらフィルムの先端をFILM TIPマークまで引き出し、スプールの上にのせます。
4. 裏ぶたを閉めます。フィルムが自動的に1コマ目まで送られます。液晶表示でフィルムカウンターに1の表示がある事を確認します。フイルムが正しく装填されていない場合は”E”が点滅しますので裏ぶたを開いてフイルムを入れなおします。
※ NATURA1600などISO1600以上のフィルムを入れると液晶表示にNPマークが表示されます。
オート撮影
撮影出来るフィルムが入っている事を確認して、
1. 電源ボタンを押し、カメラの電源を入れます。カメラは両脇を締め両手でしっかり支えて構えます。
2. ファインダーをのぞき被写体に向けて構図を決めます。
このとき必要ならシャッターボタン前のレバーを使用してレンズをズームします。 被写体を大きく写したいときは、1本の木のマークへ、広い範囲を映したいときは、 3本の木のマークの方へ回します。
3. 構図が決まったらシャッターボタンを全押してシャッターを切ります。
※ 被写体に40cmより近づくと緑のAFランプが点滅してピントが合わないことを警告します。更に近づくと緑ランプが点灯してしまう場合があるようですがピントは合いません。
AF(オートフォーカス)ロック撮影
構図によりAFフレームから被写体が外れてしまう場合は、AFロック撮影をします。構図を決めたらAFフレームに被写体が入るようにカメラを動かしてシャッターボタンを半押しします。緑のAFランプが点灯したらその位置でピントが合いフォーカスがロックされましたので、半押ししたまま最初の構図に戻してシャッターボタンを全押ししてシャッターを切ります。
※ AFのロック操作はシャッターを切る前なら何度でもやり直せます。
フラッシュ撮影
暗い場所や逆光などで被写体が暗くなる撮影でフラッシュを使用したい時に操作します。カメラ側面にあるフラッシュボタンを押してフラッシュをポップアップさせます。構図を決めてシャッターを切ります。
フラッシュがポップアップしている時は、常時フラッシュ撮影となります。メニューモードから赤目軽減モードが選択出来るようになります。
フィルム感度や場所の暗さによって写り方が異なります。
暗いところではフラッシュ撮影の距離に注意しましょう。
フイルム感度 | 広角(28mm) | 望遠(56mm) |
ISO100 | 0.4m~4.0m | 0.4m~2.0m |
ISO400 | 0.4m~8.0m | 0.4m~4.0m |
ISO800 | 0.4m~12.0m | 0.4m~5.6m |
ISO1600 | 0.4m~16.0m | 0.4m~8.0m |
AFランプ、露出警告ランプ、ブザー音について
AFランプ→ファインダー横下 緑ランプ
露出警告ランプ→ファインダー横上 赤ランプ
ブザー音 ON/OFF切替
電源ONのときに、メニューボタンを押しながら選択ボタンを押します。
液晶表示にブザー音の設定が表示されます。
“bOn”表示 ブザー音ON、”bOFF”表示 ブザー音OFF
そのまま選択ボタンを押すとブザー音のON/OFFが切替られます。
その後メニューボタンを押して、決定します。
AF ランプ | 露出警告 ランプ | 液晶表示部 | ブザー | 表示内容 |
点灯 | - | - | - | 測距、測光完了 撮影可能 |
点滅 | - | - | - | ピントが合いません |
- | 早い点滅 | イナヅマ矢印 点滅 | ピ、ピ、ピ | 明るさが不十分です |
- | ゆっくり点滅 | イナヅマ矢印 点滅 | ピー、ピー、ピー | スローシャッターモード時の露出警告 明るさが不十分です |
- | - | イナヅマ矢印 点滅 | - | フラッシュ充電中 |
フィルムを取り出す
フィルムの最後1コマを撮り終わると、レンズが収納されフイルムが自動的に巻き戻されます。フイルムの巻戻しが完了すると液晶表示のフィルムカウンターに”E”が表示されます。カメラ側面の裏ぶた開放つまみを上にスライドさせて裏ぶたを開けフィルムを取り出します。
撮影途中でフイルムを取り出す場合は、カメラ底部にあるフィルム途中巻戻しボタンをボールペンの先などで押します。モーター音が止まり液晶表示が”E”になった事を確認してから裏ぶたをあけフィルムを取り出します。
※途中で巻き戻したフィルムを再び装填して撮影されていない部分から撮影を再開するためには特殊な操作が必要です。通常は撮影途中で現像に出したい時以外は途中巻戻しをしないでください。
次の頁では各種のメニューモードを紹介しています。