データではわからない実物の感想を少し、 同程度のオールプラスチックカメラと比べるとやや重さがある感じを受け全体的にプラスチックの割にはしっかりとしている印象です。ズームボタンが右手側ではなくカメラを支える左手側のしかも正面にあるのが特徴的です。電源スイッチも正面の右側にありパノラマへの切り替えスイッチも兼ねています。
※ 2020年5月使い方と仕様を追加更新しました。
各部の名称
電池の入れ方
カメラサイドの電池室カバーを裏面方向にスライドさせてカバーを開き電池を入れます。スライドさせないと開きません。
フィルムの装填
カメラ本体を逆さまに持ちます。裏ぶたを大きく開いてフィルムを入れるのではなく底面の穴に落とし込む感じでフィルムを装填します。
注意点はフィルムの先端がカメラボディにある先端マークの範囲内になることを確認して入れることです。
入れなおしたり、何らかの理由で裏ぶたを開く必要があるときは、裏ぶたを開いてから手前にあるストッパーを外すと一般的なカメラのように全開することが出来ます。
フィルムを入れて裏ぶたを閉じるとフィルムが自動的に送られます。このカメラはプレワインディング方式なのでこの時に一度全てのフィルムをカメラ側に巻き取ります。巻き終わるまで暫く待ちます。カメラ上面の液晶パネルのカウンターが装填したフィルムの撮影コマ数になっていれば正常にフィルム装填が完了しました。
撮影する度にカウンターの数字は減っていきます。0になったら終了し自動的にリーダー部分も巻き取られます。
撮影
カメラ前面の電源スイッチを入れます。スイッチにはロックがあります。センターの突起部分を押しながらスライドさせます。真ん中の位置でレンズカバーが開き通常画角での撮影が出来ます。Pの位置までスライドさせるとパノラマ撮影になります。画角がパノラマサイズになりネガの上下がマスクされます。
※ 経年変化なのか故障なのか私のカメラはしばしばレンズカバーが完全に開き切らないときがあります。少し触れてやると開きますが、撮影前に確認した方が良いかもしれません。
ズーミング
このカメラは、SUPER-EBC FUJINON 35-70mmのズームレンズを搭載しています。電源ON時は広角端になっていますので、望遠を使用するには上側のズームボタンを使用します。その後広角に戻すには下側のズームボタンを使用します。
フラッシュモードの切り替え
4種類のフラッシュモードがあります。切替はファインダー横のイナズマ矢印のボタンです。
1. 通常モード 光量が少ないと自動的にフラッシュ撮影になります。残念ながらフラッシュ撮影になるのかそうでないのかを撮影前に確認する術がありまぜん。
2.赤目軽減モード 人物撮影時に使用します。シャッターが切れる前にカメラ前面にある赤目軽減ランプが点灯します。
3. 常時フラッシュモード 常にフラッシュを使用するモードです。フラッシュ充電中は液晶のイナズマ矢印マークが点滅しています。
4. フラッシュ停止モード フラッシュを使用しないモードです。
セルフタイマー/リモコンモード
セルフタイマーやリモコンを使用する時に切り替えます。
ボタンを押すと液晶パネルに三角の表示が出ますので、セルフタイマー使用かリモコン使用かを選択します。
セルフタイマー使用の場合時計マークに三角の印をあわせシャッターを押すとカメラ前面のセルタイマー確認ランプが赤く点灯します。約10秒後にシャッターが切れます。
フィルムの取り出し
フイルムを撮り終えてフイルムカウンターが0になると同時にリーダー部分の巻き取られフィルムが取り出せるようになります。液晶パネルにはEの表示が出ますので確認しましょう。裏ぶたを開きパトローネをスライドさせてフイルムを抜き取ります。
フィルムを途中で取り出したい場合はカメラ底面の途中巻戻しボタンをボールペンなどを使用して押します。
主な仕様と撮影例は次の頁です。