特徴
1. 沈胴式。レンズ収納時のボディ幅は30.4mm
2. ソフトタッチレリーズ採用、シャッターはとても軽く、ボディが小さくても手振れの心配がありません。
3. ファインダー内に手振れ警告ランプ内臓。シャッタースピードが1/60秒になる場合は、ファインダーの中に赤い手振れ警告ランプが点きます。
4. 電子シャッター内臓
各部の名称
このカメラはレンズが沈胴式になっているので、撮影時は前カバーを下に開いてレンズを出して撮影します。
レンズ部の開き方
前カバー左右上部の指かけを持って下へ開きます。完全にクリックストップするまで開きます。
前カバーを開くと電源がONになりシャッターボタンが押せるようになります。
レンズの収納
前カバーの上部に指をかけ、上に押し上げるようにしてゆっくりと閉じてください。
カバーを閉じると電源はOFFになりシャッターボタンもロックされます。巻き上げレバーも動作しません。
電池の入れ方
電池のフタの溝に爪をかけ矢印の方向にスライドさせながら持ち上げると開きます。
電池の+-の方向を電池フタの図にあわせ順に1個ずつ入れてフタを閉じます。
バッテリーチェック
前カバーを開いてシャッターボタンを軽く押し、ファインダー接眼部横のバッテリーチェックランプがグリーンに点灯すれば、電池は良好です。
フィルムの入れ方
前カバーを開きます。カメラ背面向かって左側再度の裏蓋開閉レバーを引き下げると裏蓋が開きます。
巻戻しクランクを起こし引き上げます。パトローネを写真のように入れます。
巻戻しクランクを戻し、フィルムの先端をスプール溝に差し込み、パーフォレーションをスプールのツメに引っ掛け、巻上げレバーで巻き上げます。フィルムのたるみをなくしパーフォレーションがスプロケットの歯にかみ合っていることを確認して、裏蓋をロックされるまで閉じます。
フィルムの空送りをして、フィルムカウンターに1の数字が出るまで繰り返します。
※ フィルムの装填は直射日光が当たらない場所で行いましょう。
※ このカメラは、巻戻しクランクが起きていないときは、フィルムを巻き上げても巻戻しノブは回転しません。フィルム送りの確認をする場合はき戻しクランクを起こして行ってください。
フィルムの感度を合わせます。
自動露出
絞りリングのA(オート)を指標に合わせます。
距離合わせ
被写体の距離を目測し、距離リングの表示を指標に合わせます。◎(常焦点マーク)は、2.5mの位置です。日中の屋外で撮影する場合は、◎を指標に合わせれば、手軽にスナップ撮影出来ます。
ファインダー
ブライトフレームの枠内に撮りたい被写体を収めます。ファインダーをのぞきながら、静かにシャッターボタンを押します。
※ 赤色の手ブレ警告ランプが点灯したときは、シャッタースピードが1/60秒以下になっています。三脚などを使用して手ブレを防ぐか、暗い場所ならフラッシュの使用も必要になります。
フィルムの巻き戻し
フィルムを全て撮り終えたらフィルムを巻き戻します。
1. カメラ底部のフィルム巻戻しボタンを押し込みます。ボタンは押すと押し込まれたままロックされます。
2. 巻戻しクランクを起こし、矢印の方向に回してフィルムを巻き戻します。クランクが急に軽くなり、巻戻しが完了します。
3. 裏ブタ開閉レバーを引き下げて裏ブタをひらき、巻戻しクランクを引き上げてパトローネを取り出します。
4. クランクを倒して巻き戻しノブを元の位置まで押し込み裏ブタを閉じて完了です。
主な仕様
型式 | 35mmフルサイズレンズシャッターカメラ |
レンズ | カラーリケノン35mm F2.8 3群4枚構成 |
シャッター | プログラム式電子シャッター 2秒~1/500秒 |
距離計 | 目測式 常焦点マーク付(2.5m) |
露出調節 | cdsプログラムEE 連動範囲EV2~EV17(ASA100) |
感度系列 | ASA 25 50 100 200 400 |
ファインダー | アルバダ式ブライトフレーム 倍率0.46倍 手ブレ警告ランプ付 |
フィルム巻上げ | レバー式1作動巻き上げ |
フィルム巻戻し | クランクレバー式 |
カウンター | 順算式自動復元 |
レンズ沈胴 | 前カバー開閉連動 電源スイッチ及びレリーズロック連動 |
電源 | G13(S76またはMS76)1.5V 2個使用 |
その他 | バッテリーチェックランプ ソフトタッチシャッターボタン |
寸法 | 107mm(左右)×64.6mm(高さ)×30.4mm(前後)沈胴時 |
捕捉ですが、私が持っているモノは電池にリチウムのLR44を2個使用しても問題なく使用できそうです。
次の頁に実写の結果を載せます。