オールドレンズとマウント

Camera & Photo

2020年4月にレンズやマウントアダプターの写真を更新・追加しました。

分かりやすい特徴のオールドレンズをピックアップしてみました。
ぐるぐるボケ、バブルボケ、星形ボケ、フレアなどはそれらのレンズが作られた当時はデメリットだったのだと思います。それが視覚効果として人気があるのは普通に普通の写真がお手軽に撮れる今だからこそなのかもしれません。
オールドレンズのボケを期待する撮影は絞りを開放にする事が多いと思いますが、ミラーレスを使用する場合は太陽の光にご注意ください。私のようにならないように・・・
 →ミラーレスカメラでやらかした話はコチラ

レンズ名称マウント主な特徴
Helios44-2 58mm f2.0M42ぐるぐるボケ
Carl ZeissJena BIOTAR 58mm f2.0M42元祖ぐるぐるボケ
Carl ZeissMC Jena Flektogon 35mm f2.4M42近接撮影
Meyer-OptikDomiplan 50mm f2.8M42バブルボケ( 近接 75cm~)
Meyer-OptikTrioplan 100mm f2.8M42バブルボケ
Meyer-OptikOrestor 135mm f2.8M42ボケモンスター
Pentaconelectric 2.8/135M42綺麗なボケ
VEB Pentaconauto 50mm f1.8 MCM42近接撮影
VEB PentaconAV 80mm f2.8M42バブルボケ
VEB PentaconPENTAFLEX Color 50mm f2.8 M42 バブルボケ ※ 1
LZOSMC VOLNA-9 50mm F2.8 M42 星型ボケ ( f5.6 ~ f8 で出現 )
LZOSindustar 61 L/Z-MC 50mm f2.8 M42 星型ボケ ( f5.6 付近で出現 )
KMZIndustar 50-2 50mm F3.5 M42 パンケーキでぐるぐるボケ
PENTAXsuper-takumar 55mm f1.8 M42 虹色フレア ( アトムレンズ )
FUJIFILMFUJINON 55mm f2.2 M42 バブルボケ
FUJIFILM FUJINON 55mm f2.2 FUJICA AXバブルボケ
YASHICAAuto Yashinon-DX 50mm f1.4M42虹色フレア
CanonFD 50mm f1.2Canon FD開放 f1.2
CanonFL 50mm f1.8 CanonFL(※FD)ぐるぐるボケ ※ 2
MINOLTAROKKOR MC PG 50mm F1.4MINOLTA MCバブルボケ・二線ボケ
MINOLTAROKKOR MC PG 50mm F1.4MINOLTA MCバブルボケ・二線ボケ
MINOLTANew MD 50mm F1.4MINOLTA MDバブルっぽいソフトなボケ
CONTAXPlanar T* 50mmF1.4 C/Y 標準レンズの帝王?
CONTAXDistagon T* 35mm F2.8 C/Y オールドレンズ入門?

※ 1 要ヘリコイド付きアダプター or 接写リング
※ 2 FD マウントアダプタによっては使用不可有

HELIOS 44M-4 + EOS 5D Mark ll

ヤフオクを覗いていたら見つけた1本、程度の割には比較的安く手に入れられそうな気配がして落札しました。最初はいつものようにFUJIのXマウントのアダプターを介してX-Pro2とかX-E1で撮影してみたのですが、なかなか思うようにぐるぐるボケが見られませんでした。あるとき思い立ってフルサイズの5D Mark IIにつけてみる事にしました。それがこの写真です。まあぐるぐるボケが見られると言えるのではないでしょうか。やはりレンズの中心部だけを使うAPS-CサイズのXシリーズのカメラよりは、レンズ全面を使うフルサイズの Mark II の方が周辺のボケは出やすいと思います。ただ44Mはぐるぐるボケが出にくいという話もちらほらと見られます。

PENTAX super-takumar 55mm f1.8 + X-Pro2

このレンズはオールドレンズ初心者によく紹介されるレンズと言ってよいと思います。作りがシッカリしているわりには価格が手頃で性能も悪くないというのがその理由でしょうか、私は中古カメラのイベントで並べられてる中に見つけて購入しました。
さて一眼レフ用のレンズをミラーレスで使用するためにはフランジバックを追加する必要が出てきます。結果マウントアダプターに厚みが必要になりオリジナルのレンズよりも相当長めになってしまいます。

光の角度により盛大に虹色のフレアが発生します。そのフレアを探しながらカメラを構えるのは楽しいのですが、ミラーレスではやめておいた方が良さそうです。ぜひデジタル・フィルムを問わず一眼レフのカメラに付けて使用されることをお薦めします。
いささかくどいようですが、 いろいろ他にも虹色フレアの写真も記載してありますので、
 →ミラーレスカメラでやらかした話はコチラ

FUJINON 55mm f2.2 + X-Pro2

オールドレンズのデビューはこのレンズでした。本当に盛大にバブリーなボケがでます。バブルボケを期待して撮ってますから文句はありませんが、もし普通に撮るつもりなら、「なんだこのレンズ使えない」と思っていたかもしれません。後ろにうるさいくらいにバブルが発生するんです。
このレンズについては別の頁で解説していますのでそちらをご覧ください。写真もあります。
 →オールドレンズ FUJINON 55mm f2.2のページはコチラ

CONTAX Planar T* 50mmF1.4 + X-Pro2

私の一眼レフ本格デビューはCONTAX RTS でした。しかもこのPlanar T* 50mmF1.4付きで、この組み合わせでKodakのTRY-Xを詰めて初めて撮影し現像したフィルムを見た時の感動は今でも鮮明に覚えています。ということで、このレンズは元々持ってました。それがオールドレンズと呼ばれる時代になりました。

NIKKOR-Q Auto 1:4 f=20cm + X-E1

特筆すべき特長があるレンズではありませんので表には載せてないのですが、1961年発売らしい日本光学の望遠レンズです。ニコンのレンズは条件さえ合えば今デジタルにも付けらるのでマウントアダプターは不要なのですが、持ち出すカメラが増えるのを恐れてこのレンズ用にも マウントアダプターを購入しました。1:4 f=20cm㎝の表記が古めかしいですが、要するに200mmでX-E1に付けると約300mm相当の望遠レンズになります。見ての通り望遠としてはバランス悪いですし、フードを伸ばせば更に長くなるわけで三脚必須ですね。でも載せた写真は手持ちで数打ちゃ当たるの1枚です。

現在手持ちのマウントアダプターは K&F CONCEPT のものが大半です。作りがシッカリしている割には価格が手頃なのであるとき一気に購入しました。FUJIのオールドレンズはマウントが無かったので他社製品を使用しています。使用するカメラがFUJIのXシリーズなので変換後のマウントはFXでしたが、一部のレンズでレンズの全面を使用したくてフルサイズのEOSに付けるためにM42とコンタックス・ヤシカマウントのアダプターを後に買い足しました。このところ撮影していませんが、最近APS-Cでもレンズ全面が使用出来るリデューサーレンズのタイプが気になっています。