このカメラは私が大学生の時代に初めて購入したコンタックスRTSから凡そ10年後、転職して写真関係の仕事についてから購入した一眼レフとしては二代目となるカメラです。2017年6月にこのカメラではよくあるバッテリーの残量があるにもかかわらず bc表示 が出るようになり、すぐに全く動かなくなりました。修理は諦めましたが処分はためらわれ今までしまい込んでいたものです。たまたま今日思い出したようにダメもとでなんとなく電池を入れたところ 何と、またまた動いたのです。ですが当然ながらまたいつ動かなくなるかもわからないので急いで少し使ってみようと思います。果たして何本フィルムを使う事が出来るかはわかりませんが、広角の20mm、マクロ100mm、標準・望遠ズームのLレンズなど久しぶりにいろいろなレンズを使ってフィルムで撮ることが出来れば嬉しいのです。
私が購入したのはEOS-1n DPというタイプ単三電池4本と2CR5を装填できるアダプター付きで切り替えてどちらのバッテリーからも給電できるタイプです。縦位置撮影のグリップ的な使い方も可能でしたがこのアダプターにシャッターボタンはありません。
本体だけなら2CR5が1個、アダプター付きなら単三電池も入ります。
フィルムは自動給装。裏蓋を開けてフィルムを入れ指定の位置にフィルムの先端を合わせて裏蓋を閉じれば自動的に1枚目まで巻き上がります。
主な諸元
型式 | モータードライブ内臓35mmフォーカルプレーンシャッター AF/AE一眼レフカメラ |
画面サイズ | 24mmr×36mm |
使用レンズ | キヤノンEFレンズ |
レンズマウント | キヤノンEFマウント(完全電子制御方式) |
ファインダー | ペンタブリズム使用、アイレベル式 |
視野率 | 上下左右ともほぼ100% |
標準視度 | -1dp、視度補正機構内臓、補正範囲-3~+1 |
フォーカーシング スクリーン | 交換可能(8種類)Ec-Cllタイプ標準装備 |
測光方式 | 16分割高感度SPC使用、TTL開放測光、評価測光、 部分測光(ファインダー中央部約9%)、 ファインスポット測光 (ファインダー中央部約2.3%、1コマ目はリアルタイム測光、 2コマ以降は1コマ目と同じAEロック撮影)、 スポット測光(各AFフレーム約3.5%)、 中央部重点平均測光 |
露出制御方式 | 1. シャッター優先AE(1/3段ステップ) 2. 絞り優先AE(1/3段ステップ) 3. 深度優先AE 4. インテリジェントプログラムAE 5. A-TTLプログラムストロボAE 6. TTLプログラムストロボAE 7. マニュアル 8. バルブ |
測光範囲 | 1.評価測光・部分測光 EV0~20(常温・50mm F1.4・ISO100) 2. ファインスポット測光 EV3~20(常温・50mm F1.4・ISO100) |
使用フィルム感度 | ISO 6~6400 (DXコード自動設定25~5000) |
露出補正 | 1. AEB、1/3段ステップ±3段、 露出アンダー、標準、露出オーバーの順に撮影 2. マニュアル補正、1/3段ステップ±3段 サブ電子ダイアルあるいは露出補正ボタンとメイン電子ダイアル操作による。 AEBとマニュアル操作の併用可 |
AEロック | 1.オートAEロック ONE SHOTオートフォーカス・評価測光時、合焦と同時にAEロック 2. マニュアルAEロック AEロックボタン押しにより全ての測光方式で可能 |
多重露出 | 9回まで予約可能、予約回数撮影後自動解除 (途中解除/再設定可) |
オートフォーカス | 測距点 5点 |
フォーカスモード | 1. ONE SHOT オートフォーカス 測距完了で停止、AEロック、測距完了後レリーズ可 2. AI SERBO オートフォーカス 実際の露光開始まで被写体の移動に追従作動、動体予測機能装備、 測距完了にかかわらず随時レリーズ可 (連射時は予測駆動優先制御)、 合焦表示なし、AF不能時のみ8Hz点滅表示 |
シャッター | 全速電子制御・縦走りフォーカルプレーンシャッター |
シャッター速度 | 1/8000秒~30秒(1/3段ステップ)、 X同調最高速度1/250秒 |
フィルム装填 | 自動 |
巻き上げ | 内臓モーターによる自動巻き上げ 1. 連続撮影の場合本体のみあるいはBP-E1装着時 シャッターを押し続けている間、1秒間に3コマ 2. パワードライブブースター装着時 連続撮影L : シャッターを押し続けている間、1秒間に3コマ 連続撮影H : シャッターを押し続けている間、1秒間に6コマ |
巻き戻し | フィルム終了と同時に自動巻き戻し |
電源 | 本体のみの場合、リチウム電池2CR5 1個 バッテリーパックBP-E1装着時、リチウム電池2CR5 1個と 単三形乾電池4本のどちらかより供給(切替式) |
今から25年以上前に発売されたものですが。当時新品で購入したカメラなので取り扱い説明書や当時のカタログなども手元にあり、まだまだ細かく記載出来ます。が今回はこのくらいにしておきます。
それとこのカメラの外装はエンジニアプラスチックと呼ばれる樹脂製で金属ではありません。それもあってか現在のデジタル一眼よりも曲面が多用されたデザインと言えるようです。
今回はカメラの 合焦 → レリーズ & フィルム巻き上げ の音を載せておきます。
1枚撮り3回の後に連射も入れてみました。
次のページには撮影例を載せます。