OLYMPUS OM-2 基本操作とミラーアップのリセット

Camera & Photo

ミラーアップ状態とは

通常はシャッターの時だけミラーアップしますので、レンズを外してみると次の写真のように見えます。

OM-2はバッテリー駆動なのでバッテリーがなくなると撮影が出来ません。
バッテリーの無い状態でシャッターを切ったり、撮影中にバッテリー残量が少なくなるとミラーアップしたままになって、なにも操作が出来なくなります。
次の写真のようにシャッター幕は閉じていますがTTLダイレクト測光用の黒白のパターンが見える状態で停止しています。

この状態はバッテリーを入れ替えただけでは復帰せずリセットの操作が必要です。
知らないと故障だと思って撮影を諦めることになったり、無理やり動かそうとしてカメラを壊したりする事に繋がりますので注意しましょう。

バッテリーはカメラ底部にあります。蓋をコインで回してボタン電池2個を取り替えます。
OM-2のバッテリーはSR44を2個左図のように上が+になるように2個を重ねて入れます。
LR44で使用出来るカメラはSR44でも問題なく使用できますが、OM2はSR44指定なのでとSR44の使用が基本です。このSR44は精密機器用として安定した電圧が取り出せる電池だそうです。
ですが全く使えない訳ではないので手軽に安く手に入るLRでもメーカーなどの相性を見ながら試用し早めに取り替えるなどして使ってみるという手も無くはない・・・のではないかと(自己責任でご使用ください。)

ミラーアップのリセット操作

レンズマウントにあるシャッター速度環を次の写真の左側で示す位置にあるボタンを押しながらRESET*の位置まで回すとリセットされてミラーアップが解除されます。この操作はバッテリーの交換をしなくても出来ますが、再度シャッター操作をするとまたミラーアップの状態で停止してしまいますので、バッテリーを交換してから行う方が良いと思います。

ちなみにこの操作はMANUAL撮影でシャッター速度をB(バルブ)にする操作でもありますが、他のカメラにはあまり見られない操作なので、OM-2を使用するときには覚えておく必要があります。


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